持株会、奨励金があってもあまりお勧めしない理由

株式投資

持株会のリスク

持株会についての、投資OLちゃんさんのツイートがTLで話題となっていました。

働いている会社の株を持つということは、万が一会社が倒産した場合、働き口と資産を同時に失うこととなるため、リスクが分散できていないということですね。

また倒産しないにしても、上場している会社の場合、経営が悪化すると、株価が落ちて、ボーナスも減るというダブルパンチもあり得ますね。

日本の上場企業では平成の30年間で234社が倒産しています。現在の上場会社数が3700社ほどですので、6%の会社が倒産しています。これが多いと思うか、少ないと思うかは人それぞれですが、私は30年間積み立てて6%の確立でゼロになるというのは大きなリスクだと思います。

一方で、持株会には以下のメリットも存在します。

  • 奨励金が支給されることがある
  • ・給料天引きのため、楽に資産形成が可能
  • ・自社の経営への関心アップ(会社側のメリット)

私も20%の奨励金目当てで月1万円の積立を実施しています。

しかし、長期的に見てこの奨励金は意味があるのでしょうか?

今回は30年の積立シミュレーションをしてみました。




持株会積立シミュレーション

基本条件

基本的な条件は以下のように設定しました。私の積立条件を元にしました。

  • 積立額:月1万円
  • 奨励金:積立額の20%
  • 税率:20%(奨励金に対する税)
  • 配当利回り:4%
  • 投資期間:30年

税率というのは、奨励金に対する税率です。奨励金は給与と同等に扱われるため、税金が控除されますが、この割合は人によりますので、今回は20%と設定しました。利回りは税金控除後の値としました。

また株価の変動についても今回は考慮していません。

持株会30年積み立てた場合

持株会で30年積み立てた場合の資産額推移は以下の通りです。

持株会積立(30年)

最終的な30年後の結果は、

出資額360万円に対し、倍以上の780万円になる結果となりました。

悪くないのではないでしょうか。

では次にこれを投資信託を積み立てた場合と比較してみましょう。




奨励金なし、投資信託との比較

同様の条件で、投資信託を積み立てた場合との比較をしてみましょう。

投資信託の利回りは4.9%と設定しています。

持株会と投資信託の比較

すると、30年後の資産額は、持株会(4%利回り):780万円、投資信託(4.9%利回り):783万円となり、ほぼ同じ資産額となります。

中間年次の15年目においては、およそ20万円ほど差がついていますが、後半に0.9%の利回りが効いてきますね。

複利の効果の絶大さを知っている人にとってはあまり驚かない結果かもしれません。しかし今回実際にシミュレーションしてみて思ったより奨励金の効果が少なくて私はびっくりしました。




結論とまとめ

持株会の奨励金20%はおよそ30年の積立で0.9%の差しか生み出しません。

この差を大きいとしてリスクを取って積み立て続けるのかは人それぞれだと思います。またもう少し短い期間での保有を考えている場合は十分の利益を生み出せると思いますので、やる価値はあると思います。

私の場合は現在の会社で長期で働くことを想定していませんので、15年くらいでやめるときに売れればよいかなということで資産の5%ほどを持株会に投資しています。また私の会社は非上場なので、いつか上場して爆上がりしてくれないかな~という期待で保有しています。

皆さんもぜひ奨励金に惑わされず、自分に合った投資をしてください。




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